道外客の札幌観光 「満足」84%にアップ、スイーツも人気に

 札幌市は12日、今年2月と3月に市内を訪れた観光客を対象に行った札幌の「満足度」調査の結果をまとめた。満足度は84.7%と、前年度を10ポイント以上も上回り、満足したものでは「食べ物」が最も多かった。市は「ラーメンやすしなど定番の食べ物に加え、スイーツも人気が出てきた」と話している。

 調査は五回目で、新千歳空港で二月と三月の計七日間、首都圏や関西圏からの観光客千五百九十一人に行った。

 それによると、札幌の満足度は「満足」が21・7%、「まあ満足」が63・0%で、合計で前年度より12・8ポイントアップした。「何に満足したか」(複数回答)では「食べ物」と回答した人が前年度比10・5ポイント増の87・3%、「お土産品」が同14・2ポイント増の83・2%と高かった。

 滞在中に食べたものは「ラーメン」が71・4%で、「海鮮」(61・2%)、「すし」(50・7%)が続いた。「洋菓子などのスイーツ」は前年度比2・5ポイント増の34・5%で四位に入り、「ジンギスカン」(33・8%)や「スープカレー」(15・6%)を上回った。

 札幌を訪れる前にスイーツを「楽しみにしていた」人は24・2%で、市や札幌商工会議所などがスイーツのPRに力を入れていることが功を奏し、滞在中、実際に食べる人が増えたとみられる。

 市観光企画課は「実際に訪れてスイーツの魅力に気づいた人が多い。札幌名物としてさらに売り込んでいきたい」と話している。

(北海道新聞より引用)