濡れにぞ濡れし

「いつ見ても大きいのね」
 可愛くてたまらぬようにつぶやきながら頬ずりをする。唯一はもう堪えられぬように美代子を前に這わせ、後ろからの駒がかり、ズロースを脱ぎ、スカートをぐっと前に剥いだ真白い小山のような尻の割目に、陰門が逆に桃色の扉を開けていて、陰核が下の方から真赤な頭をヒクつかせている。
 亀頭を押し当て、ぐっと一腰入れると、熱い陰門に亀頭がヌッと入った。もう一押し、ああこの気持ち……唯一は六七回続けざまにスカリスカリと出し入れした。
 美代子の口からフウッと溜め息がもれる。腰を止めた唯一は、体を美代子の背に負われるように倒しながら、右手で腰を抱くように、下腹の方から陰核へのばし、左手は乳首を擦った。
 膣、陰核、乳房、それに後交りでは男の陰毛で、女の会陰部や肛門が擦られる、四ケ所から同時の攻撃に、美代子は半狂乱のようになって、尻を上下左右に振り廻し、ヒイヒイと絞殺されそうな声を出していたが、やがて十分もすると、
「いくッ、いくッいくッ」
 という声とともに、陰門からたらたらと粘液を出し始めた。