事業所向けサービス業 振興へ研究会 道経産局がきょう初会合

 北海道経済産業局は人材派遣、リース、コンサルタントなど事業所向けサービス業の振興を目的とする初の研究会を設立した。四日に初会合を開く。サービスの活用手法を業界関係者から提言してもらうほか、先進的な活用事例をまとめ、道内企業の経営効率化にも役立ててもらう。

 企業が集積する首都圏などに比べ、道内では事業所向けサービスの浸透が遅れている。例えば、リース業の道内年間契約高の全国シェア(二○○五年)は2・0%。各種経済規模の全国シェアが5%前後であるため「5%経済」と呼ばれる北海道の実力からみて、「さらに伸びる余地がある」(道経産局)という。

 設立するのは「北海道ソリューション・サービス産業研究会」。松尾睦・樽商大ビジネススクール教授を座長とし、中道リース(札幌)、人材派遣のキャリアバンク(同)、ポイントカード情報分析代行業のポイントプラス(同)など六社の社長や幹部ら六人が委員を務める。

(北海道新聞より引用)